B&H

 

BlackburnBlackburn / Homac / T&B)の概要

Blackburn は北米で非常に有名な電力接続機器ブランドである。

特に、

  • 圧縮端子
  • ケーブルラグ
  • 接地部品
  • 圧着コネクタ
  • 高電流接続部材

では長い歴史を持つ。

現在は ABB グループの一部だが、ルーツは19世紀末〜20世紀初頭の北米電設産業にある。


1. Thomas & Bettsとの関係

Blackburnブランドを語る上で重要なのが、

Thomas & Betts

である。

Thomas & BettsT&B)はアメリカの老舗電設メーカーで、

  • 配線材料
  • ケーブルアクセサリ
  • 圧着端子
  • コネクタ
  • ケーブル保護

などで巨大企業になった。

現場では今でも、

  • T&B
  • Thomas & Betts
  • Blackburn
  • Color-Keyed

などのブランド名が混在して使われる。


2. Blackburnブランドとは

Blackburn は特に、

「高信頼電力接続」

に強いブランドである。

主力製品は、

  • 圧縮ラグ
  • 圧着端子
  • 接地コネクタ
  • スプライス
  • 変電設備用接続材

など。

特に北米の電力設備では非常に有名。


3. OAPAシリーズとは

OAPAシリーズは、

Offset Pin Adapter

あるいは

Offset Pin Terminal

系統の製品である。

特徴は、

  • 大型ケーブルを
  • 狭い機械端子へ
  • 無理なく接続する

ための特殊構造。


OAPA-1000 の仕様

OAPA-1000 は、

  • 1000 kcmil導体対応
  • アルミ製
  • 錫メッキ
  • PVC絶縁ブーツ付き
  • 600V

の高電流端子である。

特に重要なのは、

「オフセット構造」

である。

これは芯線位置をずらすことで、

  • 狭い盤内
  • 混雑した端子台
  • 曲げ制約が厳しい場所

でも施工しやすくするため。


4. なぜこういう部品が必要か

大型電力ケーブルは非常に硬い。

そのため、

普通の端子だと:

  • 曲げ半径不足
  • 応力集中
  • 締結不良
  • 発熱
  • 接触抵抗増加

が発生する。

特にアルミ導体では、

  • 酸化
  • 緩み
  • 異種金属腐食

が問題になる。

Blackburn系端子は、

  • 酸化防止剤封入
  • 高導電アルミ
  • 錫メッキ
  • 圧縮設計

によって、この問題を抑えている。


5. Color-Keyed システム

Blackburn/T&Bで有名なのが、

Color-Keyed

という識別システム。

これは、

  • 圧着ダイス
  • ケーブルサイズ
  • 端子

を色で対応させる方式。

北米ではかなり普及している。

OAPA-1000 でも「Die Code 140」が指定されている。

つまり、

「指定ダイスで正しく圧着しろ」

という意味。

電力端子では圧着品質が極めて重要だからだ。


6. ABBによる買収

2012年、

ABB Thomas & Betts を買収した。

これによって、

  • ABB
  • T&B
  • Blackburn

が統合された。

現在のカタログでは、

  • ABB
  • Blackburn
  • Thomas & Betts

の表記が混在する。

MRO現場ではかなり混乱しやすい。


7. 日本での認知度

日本では、

Panduit JST ほど知名度は高くないが、

  • 北米設備
  • UL系制御盤
  • 輸入装置
  • データセンター
  • 大電流設備

では頻繁に登場する。

特に海外製装置修理では、

T&B の端子」

はかなり遭遇率が高い。


8. 修理・調達現場での注意点

Blackburn系は、

  • 型番変更
  • ブランド変更
  • ABB統合

が多い。

そのため、

OAPA-1000 を探す際に:

  • Blackburn
  • T&B
  • Thomas & Betts
  • ABB

のどれで検索するかでヒット率が変わる。

これはMROではかなり重要。

特に古いBOMでは:

  • T&B OAPA-1000
  • Blackburn OAPA-1000

など表記揺れが多い。


9. まとめ

OAPA-1000 を製造している「B&H系企業」は、実質的には:

  • Blackburn ブランド
  • Thomas & Betts
  • 現在は ABB 傘下

の電力接続機器メーカーである。

同社は特に、

  • 高電流接続
  • 圧縮端子
  • 電力配線
  • 接地システム

で強みを持ち、北米電設市場では非常に重要な存在となっている。

OAPA-1000 のような部品は一見地味だが、

  • 発熱
  • 接触抵抗
  • 緩み
  • 電力事故

を防ぐ、極めて重要なインフラ部品である。

特にAIデータセンターや大型配電設備が増える現在、こうした電力接続技術の重要性はむしろ上がっている。

 

 

 

サプライチェーン情報

 

弊社の流通中古市場調査で、B&H製の製品・部品は約5,000種類確認されています。

また互換・同等の製品・部品を供給している会社・ブランドは確認できませんでした。

 

上記のサプライチェーン情報は2026 04月に調査した流通在庫データをベースにしていますので日時の経過によって変動いたします。

 

 

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