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NOSHOK

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  NOSHOK, Inc. の概要 NOSHOK (ノショック)社は、米国を拠点とする圧力・温度・レベル・流量などの 工業用プロセス計測機器 メーカーである。主力製品は圧力計、圧力トランスミッタ、圧力スイッチ、温度計、温度トランスミッタ、ニードルバルブ、マニホールドバルブ、ダイヤフラムシールなどで、石油・ガス、化学、発電、食品・飲料、医薬、半導体、水処理、一般産業機械分野など幅広い用途に採用されている。高信頼性・高精度・耐環境性を重視した設計思想を持ち、過酷な産業環境での長期安定運用を前提とした製品群を展開している点が特徴である。 1. 事業領域と製品ポートフォリオ ( 1 )圧力関連機器 NOSHOK の中核は圧力計測分野である。 ブルドン管式圧力計 :ステンレス製ケースや液体封入タイプなどを用意し、振動・脈動環境下でも視認性と耐久性を確保。 デジタル圧力計 :高精度センサとマイクロプロセッサを内蔵し、校正やデータ取得用途にも対応。 圧力トランスミッタ : 4–20mA 、 0–10V などの標準アナログ出力に加え、産業用通信規格への対応モデルも展開。油圧・空圧設備、ポンプ監視、コンプレッサ制御などに広く使用される。 圧力スイッチ :設定圧到達時に ON/OFF 信号を出力し、安全制御やインターロック用途に適用。 これらは耐腐食材料や溶接構造を採用し、プロセス流体の種類に応じた材質選定が可能である。 ( 2 )温度関連機器 バイメタル式温度計やガス封入式温度計、 RTD (測温抵抗体)・熱電対プローブ、温度トランスミッタなどをラインアップ。サニタリー仕様や高温高圧対応モデルもあり、食品・医薬分野での CIP/SIP 環境にも適合する。 ( 3 )バルブ・アクセサリ ニードルバルブ :計装ラインの遮断・流量微調整に使用。 マニホールドバルブ :差圧トランスミッタ接続用の 2 バルブ/ 3 バルブ/ 5 バルブタイプを提供。 ダイヤフラムシール :腐食性・高粘度流体からセンサを保護するための隔膜構造。 これらの周辺機器を含めてワンストップで供給できる点が、エンジニアリング会社や装置メーカーから評価されている。 2. 技術的特長 ■ 高耐久設計 ステ...

BLOCK

  BLOCK Transformatoren-Elektronik GmbH について 1. 会社概要 BLOCK Transformatoren-Elektronik GmbH (以下 BLOCK 社)は、ドイツを拠点とする電源機器・トランスメーカーであり、産業用トランス、電源装置、リアクトル、 EMC フィルタなどを設計・製造する電源技術専門メーカーである。本社はドイツ・フェルル( Verl )にあり、欧州を中心にグローバル展開している。 BLOCK 社は高品質・高信頼性のトランスメーカーとして欧州では非常に知名度が高く、制御盤メーカーや機械メーカー、プラントメーカーにとって定番ブランドの一つである。 創業以来一貫して「トランスと電源技術」に特化しており、設計から製造、試験までを自社で行う垂直統合型の体制を持つことが強みである。 2. 主力製品群 BLOCK 社の製品は主に以下の分野に分類される。 ① 制御用トランス( Control Transformers ) 産業用制御盤向けの単相トランス・三相トランスが中心。 400V → 230V 、 400V → 24V など欧州規格に準拠した電圧変換用途で広く使用されている。 特徴: 高効率設計 低発熱 コンパクト設計 DIN レール対応モデルあり 制御盤設計者にとっては「安心して選べる標準トランス」という位置付け。 ② 電源装置( Power Supplies ) 近年はスイッチング電源( DIN レール電源)分野にも注力している。 24V DC 電源(制御機器用) 高効率タイプ 冗長化対応モデル コンディションモニタリング機能搭載機種 欧州の制御盤では 24V DC は標準電圧であり、 PLC やセンサ用電源として広く使用される。 ③ 三相リアクトル・ラインリアクトル インバータ( VFD )使用時の高調波対策や突入電流抑制用途に使用される。 ラインリアクトル モータリアクトル 出力リアクトル dV/dt フィルタ 特に欧州では EMC 規制が厳しいため、この分野は重要である。 ④ EMC フィルタ 産業機器...

AT&T

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  AT&T について   AT&T ( American Telephone and Telegraph Company )は、アメリカを代表する総合通信企業であり、世界の通信史において極めて重要な役割を果たしてきた企業である。本社は米国テキサス州ダラスに置かれ、現在は主に無線通信(モバイル通信)、固定通信、ブロードバンド、法人向けネットワークサービスなどを展開している。 1. 創業と電話事業の独占 AT&T の起源は 19 世紀にさかのぼる。電話の発明者として知られる Alexander Graham Bell が設立したベル電話会社を母体とし、 1885 年に長距離通信会社として AT&T が設立された。以降、 AT&T は米国内の電話網を統合し、 20 世紀前半には事実上の独占企業となった。 この巨大組織は「ベル・システム」と呼ばれ、地域電話会社、研究機関、製造部門を傘下に収める垂直統合型体制を築いた。その中核研究機関が Bell Laboratories (ベル研究所)であり、ここからはトランジスタ、情報理論、 UNIX など、現代技術の基盤となる発明が数多く生まれた。ベル研究所の研究者は複数のノーベル賞受賞者を輩出している。 2. 1984 年の分割(独占解体) しかし、巨大独占企業であった AT&T は反トラスト法(独占禁止法)訴訟の対象となり、 1984 年に米国政府との和解により分割された。これにより、地域電話会社は「ベビーベル」と呼ばれる複数の企業に分離され、 AT&T は長距離通信会社として再出発した。 この分割は通信業界の競争を促進し、後のインターネット普及や通信料金低下につながる大きな転換点となった。 3. 再統合と現在の AT&T 興味深いことに、分割された地域会社の一つである SBC Communications が 2005 年に旧 AT&T を買収し、社名を「 AT&T 」に変更した。現在の AT&T は、この SBC 系統の企業が母体となっている。 その後も積極的な買収戦略を展開し、 2018 年にはメディア大手の Time Warner を買収(...