TDC
TDC 社とはどんな会社か 株式会社ティ・ディ・シー( TDC Corporation )は、 1989 年に設立された日本の超精密加工メーカーであり、特に「鏡面研磨」「超平坦加工」「ラッピング加工」の分野で世界的に高い評価を受けている企業である。 本社は宮城県宮城郡利府町にあり、東北地方発の先端加工企業として半導体、 MEMS 、光学、医療、宇宙、研究開発分野などに製品・加工技術を提供している。 TDC 社の最大の特徴は、「ナノレベルの表面加工」を実現できる点にある。 一般的な機械加工ではミクロン単位( 1/1000mm )の精度が高精度とされるが、 TDC 社はさらにその下の “ ナノメートル領域 ” の表面粗さを制御する技術を持つ。 同社の資料では、金属表面を Ra1nm (ナノメートル)以下に仕上げることが可能とされており、これは原子レベルに近い極めて滑らかな表面である。 TDC 社の主力技術 1. 超精密ラッピング技術 ラッピングとは、砥粒を用いて素材表面を極めて平坦に仕上げる加工法である。 半導体ウェハーや光学部品では、わずかな凹凸でも性能低下につながるため、この加工が非常に重要になる。 TDC 社は独自の加工条件・治具・研磨材制御技術を持っており、 超平坦 高平行度 高寸法精度 低ダメージ加工 を同時に成立させることで知られている。 特に難削材への加工技術が高く評価されており、 セラミックス 超硬合金 サファイア SiC (炭化ケイ素) ガラス 半導体材料 特殊金属 などへの加工実績がある。 2. 鏡面研磨 TDC 社の代名詞とも言えるのが「 Mirror Polish (鏡面研磨)」技術だ。 通常の金属面は顕微鏡で見ると細かな傷や凹凸が存在する。 しかし TDC 社では、それらを極限まで除去し、光学レベルの鏡面に仕上げる。 この技術は、 半導体製造装置 EUV 露光装置 光学機器 レーザー機器 真空装置 精密測定機器 などで重要視されている。 特に半導体業界では、微細化が進むほど部材表面の品質要求が急激に高くなるため、...