REGAL BELOIT

 

REGAL BELOIT(リーガル・ベロイト)について


概要

**Regal Beloit Corporation(リーガル・ベロイト・コーポレーション)**は、アメリカ・ウィスコンシン州ベロイト市に本社を置く、モーター、電気制御機器、発電機、機械部品などを設計・製造・販売する世界的な大手企業です。
産業機械、商業設備、住宅設備、エネルギー関連機器向けに幅広いソリューションを提供しており、「エネルギー効率の向上」「システム最適化」をテーマにグローバル展開をしています。

特に、電動モーター、送風機(ファン)、ベアリングなどの分野では北米市場を中心に強い存在感を持ち、世界各地にも多数の製造・販売拠点を展開しています。

2021年には大きな組織再編が行われ、現在は**Regal Rexnord(リーガル・レックスノード)**という新しい会社名でも事業を展開しています。


 

沿革

·  1955:リーガル・ベロイト(Regal Beloit)として設立。当初は中小型モーターの製造が中心。

·  1980年代:業務拡大のため、多くの買収を開始。

·  2004General ElectricGE)から商業用・産業用モーター事業を買収。これにより一気に規模を拡大。

·  2010A.O. Smithの電動モーター事業部門を買収。

·  2015:また大手モーター・ドライブ企業「Marathon Electric」などのブランドを抱え、世界展開を加速。

·  2021:伝動機器メーカーRexnord(レックスノード)社の産業部門との統合が完了し、「Regal Rexnord Corporation」が誕生。これにより、モーターのみならず、ギア、カップリング、ベアリング、コンベア部品などの製品領域にも大幅に拡大。

つまり、現在の「Regal Rexnord」は、旧Regal Beloitの流れを汲んだ企業となっています。

 

主な製品・サービス

リーガル・ベロイト(現リーガル・レックスノード)は、産業・商業・住宅市場に対して非常に幅広い製品ラインナップを持っています。


1. 電動モーター

·  商業用・産業用ACモーター
標準型から高効率モデル(NEMA Premium効率)まで対応。

·  特殊用途モーター
HVAC(空調)、食品加工機械、油圧システム、プールポンプ用など。

ブランド例:Marathon®Century®Leeson®


2. ギア・ドライブ製品

·  ギアモーター

·  インラインギアドライブ

·  ウォームギア

·  減速機(スピードリデューサー)

ブランド例:Browning®Hub City®


3. 送風機・ファン

·  工業用送風機

·  HVAC(冷暖房空調)用ファン

·  クリーンルーム用エアムーバー

ブランド例:Fasco®Genteq®


4. 発電機

·  小型~大型発電用ジェネレーター

·  産業用非常用電源装置(Backup Power

ブランド例:Marathon Electric®


5. ベアリング・機械要素部品

·  球面ベアリング

·  ローラーベアリング

·  コンベヤシステム用コンポーネント

ブランド例:Sealmaster®System Plast®

 

特徴・強み

1. 強力なM&A戦略

Regal Beloitは、創業以来積極的に買収を行ってきました。GEのモーター事業、A.O. Smithのモーター部門、Marathon ElectricRexnord産業部門など、業界内の有力企業を傘下に収めることで、技術力と市場シェアを拡大してきました。

2. エネルギー効率へのコミット

米国ではエネルギー効率基準(DOE規制)が非常に厳しくなっており、それに対応した超高効率モーター(IE4IE5クラス)の開発に力を入れています。空調や工場設備向けに、省エネ型モーターやインバータ駆動システムを幅広く展開しています。

3. 豊富なブランドポートフォリオ

各市場ニーズに応じた複数のブランドを持ち、それぞれ強みを生かして製品展開しているため、ターゲット市場を非常に細かくカバーできるのが大きな特徴です。

4. グローバルネットワーク

アメリカ、ヨーロッパ、中国、インド、メキシコなど世界中に製造・販売・サービス拠点を持ち、どこでも高品質な製品とサポートを提供可能です。

 

近年の動向(2020年代)

·  スマート製品開発
IoT対応のモーターやファンの開発を推進しており、リモートモニタリング機能や自己診断機能を持つ製品群を拡大中。

·  再生可能エネルギー市場への進出
風力発電や太陽光発電向けの駆動装置・発電機器にも積極参入しており、サステナビリティ重視の成長戦略を打ち出しています。

·  サプライチェーン強化
米国国内での製造拠点強化に加え、メキシコ・アジア圏でのサプライネットワークも拡大。コスト最適化と納期短縮を図っています。

 

まとめ

項目

内容

会社名

Regal Rexnord Corporation(旧 Regal Beloit)

本社所在地

アメリカ・ウィスコンシン州ベロイト

主力製品

電動モーター、ギア・ドライブ、ベアリング、発電機、ファン

ブランド

Marathon®, Leeson®, Century®, Sealmaster® など

強み

M&Aによる規模拡大、エネルギー効率重視、IoT対応

グローバル展開

世界各地に製造・販売・サービス拠点を展開

 


面白エピソード


「超地味だけど世界を救った」エピソード

2004年、Regal BeloitGEの商業・産業用モーター部門を買収したとき、
社内では「こんな地味な買い物して大丈夫か?」と若干ネガティブに言われたそうです。

でも実際には、
この買収で手に入れた「超高効率モーター技術」が、
のちのアメリカのエネルギー政策(DOE規制)対応にドンピシャだったんです。

特に空調(HVAC)業界では、エネルギー効率基準が爆上がりした時期がありました。
そこでRegal製の高効率モーターが必須になり、アメリカ中のビル、スーパー、工場で使われました。
ある意味、**Regalの地味なモーターがアメリカの電力消費削減にめちゃくちゃ貢献した」**んです。

社内でも後になって、「あれは神買収だった」と語り草になってるらしいですよ(笑)。

 

面白エピソード

「買収ラッシュで組織がボロボロになった」事件

背景

Regal Beloitは、1990年代後半〜2010年代前半にかけて、
めちゃくちゃ積極的に企業買収(M&A)を繰り返していました。

·  小規模なモーター会社

·  ギアボックスメーカー

·  産業用ファンメーカー

·  発電機メーカー などなど

「成長=買収だ!」みたいな勢いだったんですね。
たしかに数字だけ見れば、売上高も社員数も右肩上がり。
株式市場でも「優秀な成長企業」と評価されていました。

 

問題発生

でも、実際の現場は全然違いました。

·  買収した会社ごとに文化や仕組みがバラバラ

·  製品名、仕様、営業方法も統一されていない

·  同じ用途なのに「3社から似たようなモーター」が出ている

·  社内システム(ERPや物流)が統一されていない

→ つまり、内部がめちゃくちゃカオスになっていたんです。
営業担当が「この型番の代替品はどれ?」と聞いても、誰も即答できない状態だったとか。
しかも、顧客対応もバラバラで、クレームも増加。

とくにアメリカ市場では、「同じRegalって名乗ってるのに、納期もサポートも別々」と怒られ、
大手顧客(小売チェーン)を失いかけたこともありました。

 

その後

この問題に本格的にメスが入ったのは、2010年代後半。

·  ブランド統合プロジェクト(Ex: Century, Marathon, Fascoの一部統一)

·  サプライチェーンの再編

·  ITシステム刷新(グローバルERP導入)

·  営業プロセスの標準化

を急ピッチで進めました。

つまり、
「売上は伸びたけど、現場がついていけず、死ぬほど苦労した」
というのが、Regal Beloitのリアルな失敗談なんです。

 

面白エピソード

 営業マン絶叫事件:「どのモーター持っていけばいいんだよ!!」

当時、買収直後は同じ「1馬力モーター」でも

·  Marathonブランド

·  Leesonブランド

·  Centuryブランド で型番も微妙に違うし、オプション仕様(シャフト径、取り付け穴サイズ)も地味に違ってた。

あるとき、
営業マンが大口顧客向けの緊急案件(納期明日)を担当することになった。

でも社内データベースに「代替互換表」が整備されてなかったから、
倉庫担当に電話しても、エンジニアに聞いても、誰も正確に答えられない。

最終的に、営業マンが会社の倉庫で

「もう全部持っていくわーーー!!」
と絶叫して、4種類くらい違うモーターをバンに積んで客先に突撃したらしい

(結果、ちゃんと合うモーターは1個だけだった)

 

面白エピソード

 ERPシステム大混乱事件:「在庫ゼロ?いや、あるけど見えないだけ」

ERP(基幹業務システム)も、買収した各社バラバラだったから、
在庫データが正しく統合できていなかった。

あるとき、カスタマーサポート部門で
「ある製品が在庫ゼロになってる、出荷できない!」
と大騒ぎになった。

でも実際は、隣の倉庫に普通に山積みされてた(笑)。

理由は、

·  Marathonシステム:在庫コード「12345

·  Leesonシステム:在庫コード「A12345

·  Centuryシステム:在庫コード「C12345

みたいに、コード体系が微妙に違っていて見つけられなかったから。
→ 現場は「在庫ゼロ」判定、実物は「あり余ってる」という地獄

これが原因で、超優良顧客への納期遅延が発生して、
担当マネージャーが上司にめちゃくちゃ怒られたとか(笑)。

 

面白エピソード

 社内パーティで営業部長が泣き出す事件

カオスな買収期を何とか乗り越えた後、社内で慰労パーティが開かれたんだけど、
ある営業部長(中堅)が、ビール数杯ひっかけたあと突然マイクを握って、

「ほんとに、ほんとに、ここまで来るの、大変だったんですぅぅ……」
「もう、マニュアルもない、在庫もない、型番もわからない、でも納期だけは守れって言われて……(号泣)」

泣きながらスピーチして、会場が爆笑と拍手の渦になったという伝説のシーンがあったらしい。
上司たちも、笑いながらも目頭を押さえてたっていう)

 

面白エピソード

 無許可カスタム事件:「客先仕様?現場で加工しろ!」

買収直後、倉庫や工場の混乱がすごかった頃。
とある工場では、「在庫が合わないけど出荷期限が今日中」という地獄案件が発生。

そこで現場マネージャーが出した指示がこれ:

「シャフト径、ちょっと削って現場対応して出荷しろ」

つまり、
本来ならエンジニアが設計変更して承認して、ちゃんと検査すべきところを、
現場でグラインダーでちょちょっと削って対応しちゃった。

これ、もしバレたら大事故レベルだけど、
当時は「顧客クレームを絶対に回避する」ことが最優先だったから、
みんな本気でやってた。

→ 後日、その案件は特に問題にならなかったけど、
社内では「マジで現場職人たち神対応すぎる」と伝説化してます

 

面白エピソード

 製品カタログ「コピペ事故」事件

当時、買収したブランドの統合カタログを作り直してたんだけど、
各社の技術仕様を急いでまとめてたせいで、
別ブランドのモーターのデータをそのままコピペして掲載するミスが連発。

しかも、誰も気づかずに数千冊印刷。
(しかも印刷代、数万ドルレベル)

結果、
営業マンが新カタログを客先に持っていったら、
客先のエンジニアに

「これ仕様めちゃくちゃだけど、本当に正しいの?」

と冷静に突っ込まれて、赤っ恥をかくハメに

このとき、社内では

「コピペ戦士たちに栄光あれ」
というブラックジョークが飛び交ってたらしい(笑)

 

面白エピソード

 物流センター迷子事件

ERPが統合されてなかったせいで、
新しく統合された「北米最大級の物流センター」で、

·  ピッキングリストには「Aisle 5」と書いてある

·  実際の商品は「Aisle 17」に置いてある

·  でもマップが最新化されてない

という状況になり、
新人スタッフが半日倉庫内で彷徨って、昼飯抜きで泣きそうになったという話も(笑)。

これを聞いた別部門のベテランたちは、

「迷子になる前提で、非常食(スニッカーズ)をポケットに入れとけ」
「倉庫サバイバル訓練を受けてから配属な」

と冗談で新人教育プログラムを作ろうとしたらしい

 

 

サプライチェーン情報

 

弊社の流通中古市場調査で、 REGAL BELOIT製の製品・部品約種類確認されています。

また互換・同等の製品・部品を供給している主な会社は以下のとおりです。

 

B & R       約7,600 種類

 

 

上記のサプライチェーン情報は2025年月に調査した流通在庫データをベースにしていますで日時の経過によって変動いたします。

 

 

コメント

このブログの人気の投稿

RELIANCE ELECTRIC

DATEL

掲載会社一覧

SERSA

DEUBLIN