ENCODER PRODUCTS
Encoder Products Company について
**Encoder Products Company(EPC)**は、米国を拠点とする産業用エンコーダ専業メーカーであり、モーションコントロール分野において高い評価を受けている企業である。主にロータリエンコーダ(回転位置検出器)を中心とした製品群を展開し、産業機械、ロボティクス、包装機械、医療機器、再生可能エネルギー、軍需関連装置など幅広い分野に供給している。
同社はコロラド州を拠点とし、「高品質・短納期・カスタマイズ対応」を強みとして成長してきた。大手多国籍企業とは異なり、機動力のある中堅メーカーとして、顧客要求に応じた仕様変更や特殊対応に柔軟に応える体制を構築している点が特徴である。
1. 事業領域と製品ラインナップ
EPCの主力製品は以下の通りである。
① インクリメンタルロータリエンコーダ
最も代表的な製品群で、回転角度をパルス信号として出力するタイプ。
- 光学式
- 磁気式
- 高分解能タイプ
- 高耐振動・耐衝撃タイプ
分解能は数十PPRから数万PPRまで対応可能で、産業用途に十分な精度を持つ。
② アブソリュートエンコーダ
マルチターン型・シングルターン型をラインアップ。
停電後でも位置情報を保持できるため、サーボ制御やロボット用途で採用される。
③ プログラマブルエンコーダ
ユーザー側で分解能や出力形式を設定可能な製品。
在庫共通化や保守性向上に貢献する。
④ エンコーダアクセサリ
- カップリング
- 取付ブラケット
- ケーブルアセンブリ
- コンバータ類
装置組み込みを前提としたトータル提案が可能である。
2. 技術的特徴
■ 高耐環境設計
産業機械向けとして、
- 広温度範囲対応
- 防塵・防水構造(IP等級)
- 高振動耐性
といった堅牢設計が施されている。
■ ベアリング設計の最適化
長寿命化のため高品質ベアリングを採用。
シャフト径・荷重条件に応じた設計バリエーションが豊富。
■ 電気的互換性
多様な出力形式に対応:
- TTL
- HTL
- Push-pull
- Line driver
PLCやサーボドライバとの接続性を重視した設計思想が見られる。
3. 競合環境
エンコーダ市場は、以下のような欧州・日系大手が強い分野である。
- SICK AG
- HEIDENHAIN
- OMRON
- Pepperl+Fuchs
これらと比較すると、EPCは「特注対応力」「価格競争力」「短納期供給」を武器にポジションを確立している。
特に北米市場では、OEM機械メーカーとの直接取引が多く、設計段階から組み込まれるケースが多い。
4. 市場ポジションと用途分野
EPC製品は以下の用途で多く採用されている。
- コンベヤ搬送装置
- 包装機械
- 食品加工機械
- 工作機械
- AGV(無人搬送車)
- 風力発電装置
- 医療検査装置
特に米国内の中規模OEM向け供給で強みを持つ。
「過剰品質ではないが信頼性が高い」というポジションを取ることで、価格と性能のバランスを重視する顧客層を獲得している。
5. 企業文化と経営スタイル
EPCは比較的フラットな組織構造を持ち、顧客との距離が近いことが特徴である。
技術サポート部門と製造部門の連携が密であり、カスタム品のリードタイム短縮に寄与している。
北米企業らしく、
- 納期遵守
- 迅速な技術回答
- 実務的な製品仕様書
を重視する姿勢が強い。
6. 日本市場との関係
日本ではエンコーダ分野は国産メーカーが強いが、輸入商社経由でEPC製品が採用されるケースもある。特に以下のケースで選定されやすい。
- 海外装置のリプレース
- 北米OEM装置の保守
- 特殊シャフト仕様
- コストダウン案件
7. 今後の展望
モーション制御市場は、
- ロボティクス拡大
- EV生産設備増強
- 自動化投資加速
といった背景から堅調に成長している。
EPCとしては、
- プログラマブル製品の強化
- 通信プロトコル対応拡張(EtherCAT等)
- 高分解能化
が今後の鍵となる。
特にインダストリー4.0やスマートファクトリー化に対応した通信機能付きエンコーダは重要な成長領域である。
まとめ
Encoder Products Companyは、北米を中心に堅実な市場基盤を築くエンコーダ専業メーカーである。
大手の超高精度分野とは異なり、「実用性・価格競争力・カスタム対応力」に重点を置いた戦略を展開している。
産業機械向けの堅牢設計、柔軟な仕様対応、短納期供給という三本柱により、OEM市場で独自のポジションを確立している企業である。
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サプライチェーン情報
弊社の流通中古市場調査で、ENCODER
PRODUCTS製の製品・部品は約8,000種類確認されています。
また互換・同等の製品・部品を供給している会社・ブランドは確認できませんでした。
上記のサプライチェーン情報は2026年 02月に調査した流通在庫データをベースにしていますので日時の経過によって変動いたします。
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