EMAS
EMAS Electric社について
EMAS Electricは、トルコ・イスタンブールに本社を置く産業用制御機器メーカーです。1969年の創業以来、50年以上にわたりスイッチや制御機器を中心とした製品を開発・製造しており、現在では世界70~80か国以上に製品を輸出しています。大規模な製造拠点を持ち、近年は約33,000㎡規模の新工場へ移転するなど、生産能力の拡大を続けています。
EMASの最大の特徴は、「制御盤の中で使われる部品を幅広く自社製造している」ことです。一般の消費者が目にする機会は少ないものの、工場やプラント、工作機械、クレーン、エレベーターなどの設備にはEMAS製品が数多く採用されています。
主力製品
EMASの製品群は18以上のカテゴリーに及びます。代表的なものとして、
- 押しボタンスイッチ(Push Button)
- 非常停止スイッチ(Emergency Stop)
- セレクタスイッチ
- リミットスイッチ
- マイクロスイッチ
- フットスイッチ
- カムスイッチ
- パイロットランプ
- リレー
- タイマーリレー
- デジタルパネルメータ
- レベルコントローラ
- クレーン操作ペンダント
などがあります。これらは工場設備の運転・停止や状態監視に欠かせない部品です。
特に非常停止スイッチはEMASの代表製品の一つです。機械に異常が発生した際、オペレーターが赤いキノコ型ボタンを押して即座に機械を停止させるための安全機器で、多くの産業機械に採用されています。
世界市場での位置づけ
産業用スイッチ市場では、
- Schneider Electric
- Siemens
- ABB
- Omron
などの大手企業が有名ですが、EMASはそれらに比べると中堅メーカーに位置付けられます。
しかし、「性能に対して価格競争力が高い」という評価を受けており、OEMメーカーや制御盤メーカーから支持されています。特に中東、東欧、アジア、アフリカなどの市場で強い存在感を持っています。
品質管理
EMASは国際品質規格ISO9001や環境規格ISO14001などを取得し、多くの国際認証に対応しています。製品の設計から金型製作、組立、品質検査までを自社で行う体制を整えており、これが品質の安定性につながっています。
また、研究開発部門には多数のエンジニアが所属しており、新しい制御機器や安全機器の開発を継続しています。
沿革
EMASの発展を簡単にまとめると、
- 1969年:イスタンブールで創業
- 1975年:最初の製造工場を設立
- 1985年:輸出事業を開始
- 1997年:16,000㎡規模の近代工場へ移転
- 2001年:ISO9001取得
- 2015年:英国法人EMAS UK設立
- 2023年:33,000㎡規模の新工場へ移転
という流れになります。
日本との関係
日本ではオムロンやIDEC、富士電機などの国内メーカーが強いため、EMASの知名度はそれほど高くありません。しかし制御盤業界や機械輸入業界では知られたブランドであり、海外製設備の補修部品としてEMAS製スイッチを見かけることがあります。
まとめ
EMAS Electricは、1969年創業のトルコを代表する産業用スイッチ・制御機器メーカーです。非常停止スイッチや押しボタンスイッチ、リミットスイッチなどを中心に幅広い製品群を持ち、世界70~80か国以上へ輸出しています。大手メーカーほどの知名度はありませんが、品質と価格のバランスに優れたブランドとして、工場自動化や制御盤業界で確固たる地位を築いています。近年は新工場への移転や海外展開の強化を進めており、今後も産業用制御機器市場で成長が期待される企業の一つといえます。
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サプライチェーン情報
弊社の流通中古市場調査で、EMAS製の製品・部品は約5,000種類確認されています。
また互換・同等の製品・部品を供給している会社・ブランドは確認できませんでした。
上記のサプライチェーン情報は2026年 07月に調査した流通在庫データをベースにしていますので日時の経過によって変動いたします。
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