Vero Electronics
Vero Electronics 1. 創業と初期の展開 Vero Electronics は、 1961 年に Geoffrey Verdon-Roe によって設立されました。彼は、英国の航空機メーカー AVRO の創設者である Sir Alliott Verdon-Roe の息子です。設立当初、同社は Vero Precision Engineering Ltd の一部門としてスタートし、電子機器の試作や開発に用いられる **Veroboard (ヴェロボード) ** と呼ばれるユニバーサル基板の製造・販売を主力としていました。この製品は、電子回路の試作や教育用途で広く利用され、エンジニアや学生にとって不可欠なツールとなりました。 1964 年には、ドイツ・ブレーメンに Vero Electronics GmbH を設立し、欧州市場への進出を果たしました。この子会社は、電源装置や 19 インチラックなどの電子機器用筐体の製造を手掛け、最大で 400 人以上の従業員を擁する企業へと成長しました。 2. 企業の変遷と再編 1979 年、英国の大手ケーブルメーカーである BICC が Vero Electronics を買収し、社名を BICC-Vero Electronics Ltd と変更しました。この買収により、 BICC は新たな技術分野への進出を図りました。 1994 年には、マネジメント・バイアウト( MBO )により独立し、 Vero Electronics Group Ltd として再出発を果たしました。翌 1995 年には、ロンドン証券取引所に上場し、 Vero Group Plc となりました。 1998 年、米国の Applied Power Inc. (後の Actuant Corporation )が Vero Group を買収し、 1999 年には APW Electronics Group Plc と改称されました。しかし、 2007 年に APW Electronics Group が経営破綻し、同社の資産や知的財産は複数の企業に分割されました。 ...