NEMICON
NEMICON 株式会社の概要 NEMICON 株式会社は、日本に本社を構える精密制御機器メーカーであり、特に ロータリーエンコーダ(回転位置検出器) の分野で高い知名度を持つ企業です。産業機械やロボット、半導体製造装置、工作機械など、高精度な位置制御が必要とされる分野において広く採用されており、日本国内のみならず海外市場でも存在感を示しています。同社は創業以来、エンコーダの専業メーカーとして技術開発に注力してきた点が特徴であり、後発の総合電機メーカーや大手メカトロニクス企業と異なり、特化した製品開発力を武器に独自の地位を築いてきました。 沿革と企業の成り立ち NEMICON は 1970 年代に設立され、日本の高度経済成長期から産業の自動化が急速に進展した時代背景の中で誕生しました。特に工作機械や半導体製造装置の分野では、モーターの回転角や速度を高精度で検出する技術が不可欠となり、エンコーダの需要が急増しました。当時は欧米メーカーの製品が主流でしたが、国内調達や信頼性の面で国産品の必要性が高まり、 NEMICON はこれに応える形で成長を遂げました。 同社は創業以来「小型化」「高精度化」「高信頼性」を掲げ、特にモーター組込み用途や省スペースが求められる装置用に適した製品群を展開してきました。また、海外メーカーにはない細かな仕様変更やカスタマイズ対応に強みを持ち、ユーザーの要求仕様に柔軟に対応できる企業文化を築いています。 主要製品と技術的特徴 1. ロータリーエンコーダ NEMICON の主力製品はロータリーエンコーダです。ロータリーエンコーダは回転軸の角度や回転数を電気信号として出力するセンサーで、制御システムの「目」として機能します。 NEMICON のエンコーダは大きく分けて以下の種類があります。 インクリメンタル型エンコーダ 回転ごとに一定間隔のパルス信号を出力する方式。速度検出や相対的な位置検出に適しており、モーター制御や搬送装置に広く使用されています。 アブソリュート型エンコーダ 電源を切っても位置情報を保持できるタイプ。機械の原点復帰作業を不要にできるため、半導体製造装置や医療機器、 FA ロボットなど高信頼性を求める分野で利用さ...