KONE
KONE 社の概要と歴史 KONE 社( KONE Corporation )は、フィンランド・エスポーに本社を構える世界的なエレベーター、エスカレーター、自動ドアの製造・保守大手である。創業は 1910 年にさかのぼり、当初は小規模な機械修理工場として始まった。社名の「 KONE 」はフィンランド語で「機械」を意味し、その名の通り産業機械の供給から成長を遂げ、今日では都市インフラを支えるグローバルリーダーとして知られる。 第二次世界大戦後の復興期にエレベーター需要が急増すると、 KONE は独自技術の開発と輸出に力を入れ、ヨーロッパ市場で存在感を強めた。 1970 年代には積極的な買収を通じて世界進出を加速し、アメリカやアジア市場にも進出。現在では 100 カ国以上に拠点を持ち、エレベーター業界で世界第 4 位の規模を誇っている(上位はオーチス、シンドラー、ティッセンクルップなど)。 事業内容と製品ポートフォリオ KONE の事業は大きく分けて 新設機器事業 と 保守・モダニゼーション事業 に分かれる。 エレベーター事業 住宅用から超高層ビル向けまで幅広い製品を展開。 特に都市部の高層化に伴い、高速エレベーターや効率的な搬送システムを提供している。 KONE は「機械室レスエレベーター( Machine Room-Less, MRL )」を早期に実用化し、ビル設計の自由度向上と省スペース化を実現した先駆者でもある。 エスカレーター・自動歩道 空港、鉄道駅、商業施設などに広く導入されており、信頼性・安全性・デザイン性の高さで評価されている。 特に公共交通分野での導入実績が豊富で、世界各地の都市インフラを支えている。 自動ドア・ビルアクセスソリューション 回転ドア、スライドドア、セキュリティゲートなど、ビルの入り口や内部の人の流れをスムーズにする製品群。 エレベーターやエスカレーターと統合した「人の流れを最適化するソリューション( People Flow )」という概念を掲げ、建物全体の効率を高めている。 サービス事業(保守・モダニゼーション) KONE の売上の大きな割合を占めるのが保守・改修事業。 設置した機器の長期...